DOMANI(ドマーニ)は、1992年にベルギーで生まれた、今までのプランターの概念を覆す新たなプランターブランドです。「素材」と「技術」をデザインワークのベースとし、それまでの常識にとらわれることなくジンク(亜鉛板)などの新しい素材を使用するなど、陶器の釉薬や製法にこだわり製作しています。ファッションの街、ベルギー・アントワープで生み出される革新的なデザインを、自社工場の職人が確固たる伝統と新たな技術を用いて作り上げます。
DOMANI(ドマーニ)は、1992年にベルギーで生まれた、今までのプランターの概念を覆す新たなプランターブランドです。「素材」と「技術」をデザインワークのベースとし、それまでの常識にとらわれることなくジンク(亜鉛板)などの新しい素材を使用するなど、陶器の釉薬や製法にこだわり製作しています。ファッションの街、ベルギー・アントワープで生み出される革新的なデザインを、自社工場の職人が確固たる伝統と新たな技術を用いて作り上げます。
陶磁器の街ハンガリー・ペーチにDOMANIの工場はあります。ペーチでは、現在でもいくつかの陶磁器工場が残っているものの、近年、安価な陶磁器や陶磁器に代わるさまざまな素材ができたことで、伝統的な技術を用いてつくり出される芸術性の高い陶磁器は、需要が少なくなっているのが現状です。DOMANIがアントワープのオフィスとペーチの工場を行き来しながらプロダクト製作に取り組むのは、この街で連綿と受け継がれてきた陶磁器づくりの技術や知識を学びながら、デザインへアプローチするためであり、歴史あるものづくりを現代につなぐためでもあります。それが彼らの使命だと考えています。
DOMANIでは、造形美を追求する一方で、屋外に置かれ、風雨や寒さにさらされるプランターとしての機能と堅牢さが不可欠だと考えています。そして、粘土づくりは、彼らが力を入れていることのひとつ。驚くことに、ヨーロッパ各地の砕土場に自ら足を運び、それぞれのプランターに合う土を選んでいます。土選びにこれほどの労力をかけるプランターメーカーはほかにないでしょう。工場に運ばれた土は砕かれ、丁寧にふるいにかけ、プランターに合わせてブレンド。水とまぜてよく練り、プレス機でろ過して水分を抜き、粘土ができ上がります。現在、使用する粘土は全11種。デザインや釉薬との相性といった条件に合わせて使用する粘土を変えるという徹底ぶりです。
DOMANIが生み出す美しい造形と表情豊かなテクスチュアは、空間に置かれるだけで絵になり、その姿はまるでアートピースを思わせます。しかし、DOMANIが目指すのは、あくまで日々の暮らしに寄り添う「機能的なオブジェ」です。たくさんの人のもとにDOMANIのポットを届けるためには、コストバランスへの配慮も大切です。デザイナーと職人たちは、デザインとコストのバランスをはかるため、アイデアを出し合うこともあります。
決して手の届かないものではなく、私たちの日常に溶け込み、暮らしを豊かに彩るハンドクラフト。そんなものづくりを、DOMANIではデザイナーと職人が一体となって目指しています。