伝統工芸品の魅力を伝える"コッパワークアンドアート"

伝統工芸品の魅力を伝える"コッパワークアンドアート"

koppa work and art(コッパワークアンドアート)は、日本の職人の手により製作される伝統工芸品の魅力を、多くの方に伝えることを目的として設立されたブランドです。今回新たにPIANO ISOLAで、コッパワークアンドアートがオリジナル展開する別府竹細工のお取り扱いが始まりましたので、その魅力をご紹介させていただきます。




別府竹細工の歴史

伝統工芸品の中でも歴史のある大分県別府市の竹細工は、県内から算出された"マダケ"を主材料として作られています。有名な皇子日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の父である第十二代天皇 景行天皇が、九州熊襲征伐の帰りに別府に立ち寄った際、お供の台所方が良質な竹が多く生息しているのを見つけ、茶碗かごを作ったことが始まりと言われています。紀元前1世紀頃には既に、竹を編んだカゴやザルが使われていたとも伝えられており、別府の温泉文化とともに長い歴史を経て、高度な技術を集約した工芸品へと大きく発展していきました。




別府竹細工の特徴

竹ひごを編み上げる「編組」という技法で、全て手作業で作られています。四つ目編み・六つ目編み・八つ目編み・網代編み・ござ目編み・松葉編み・菊底編み・輪狐編みの8つの編み方を基本とし、組み合わせ次第では200通り以上の編み方が可能と言われています。この基本的な8つの編組は大分県で唯一、経済産業省より日本の伝統工芸品として指定されています。




受け継がれる伝統と思い

時代が変わっても、職人たちの竹細工に対する思いに変化はありません。現在も、ひとつひとつ丁寧にハンドメイドで製作されていますが、伝統的な竹細工を作る訓練を受けた職人の数は年々減少し、提供できる数は非常に限られています。そのため、1点1点が大変貴重なものであり、竹細工の魅力を伝え、引き継いでいきたいと願う職人たちの熱い想いが詰まっています。その受け継がれる伝統品からは、職人たちの惜しみない手間と愛情が伝わり、どこか懐かしい、あたたかみをも感じられます。



日本ならではの"和"を感じながらも、現代のインテリアにも馴染む"新しさ"。和洋どちらにも馴染むその美しい意匠と技術は、日本だけでなく、海外にも多くのファンをもち認知されています。実用性もありながら、インテリア性も兼ね備える竹かごは、伝統のみにとらわれず、現代の暮らし、価値観に合わせた商品づくりにより、さらなる進化を続けています。心を込めて職人の手により製作されるHIRASHIMAの家具とも相性は抜群で、素敵な空間を演出するアイテムとしても活躍します。是非、これからの生活に根付く”竹かごの魅力”に触れてみてください。

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